2013年3月11日月曜日

openSUSE12.3 64bit(VirtualBox on Windows7)でgimp2.8.4、gimp2.9~、gimp-painterをビルド(その1)



もともと、VMware向けで書いてましたが、
openSUSE12.3リリースにあわせて
スナップショットを取れるVirutualBoxに変更しました。
(画像を取ったので手順に追加しました。)
違いは、下記です。
・VMware=>VirtualBox
・VMwareTool=>GuestAdditions
・途中でインストールするパッケージのバージョンが一部新しくなった


(0)目的・背景など

gimp2.8.4、2.9、gimp-painterをopenSUSE上でビルドして、
実行、eclipse CDTでdebugできるようにする。

メインPCはWindowsなので、
Windows上で開発したかったが、mingwはあまりに遅いので、
開発はVMでもlinuxでやったほうが早いことがわかったため。
そのうちmingw周りの手順もアップする予定。

最終的には、Windows7上で、
gimp-painterの64bitビルドを行うところまでやりたい。
こっちは、ビルドはできたけど、実行するとクラッシュして死ぬ。。。

しげっちさんのmypaint組み込み版の完成版がgitへあがったらビルドしたい。
sourceforge版2013-02-11)でRotateは動いた(すごい!)けど、
mypaintブラシは動きませんでした(><)。
mypaintブラシ動きました!UIを認識できてなかったorz

あと、linuxはほとんどやったことがないので、

表現にうそがあるかもしれません。
あと、自分でも機能追加したい。
基本的に64bit。32bitはたぶんやらない。


(1)VMの作成

VirtualBoxとオプションのインストール
・VirtualBox-4.2.8-83876-Win.exe
・Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-4.2.8-83876.vbox-extpack

openSUSEのサイトからisoをダウンロードしてきて、VMを作成。
openSUSE-12.3-DVD-x86_64.iso
(ちなみにバンドル版のgimpは2.8.4ではなく、2.8.2でした。)

Installationを選択


言語で、日本語を選択して、次へ


 次へ


次へ


次へ


パーティションの設定の編集で、容量を変更して、次へ
容量設定は適当に。

/dev/sda1 2.01GB Swap swap
/dev/sda2 17.99GB Ext4 /
/dev/sda3 20.00GB Ext4 /home


ユーザはadminとしました。
以降、以下がユーザのホーム。
/home/admin
次へ


インストールする


インストールする


初期起動画面


デスクトップに出ているやつは閉じた(好み)。

ゲストOSを停止。

VM設定からisoを取り出し。

(2)ソフトウェア全般を最新に更新

ゲストOSを起動して、
デフォルトブラウザ(firefox)を起動して、
インターネット接続できることを確認。
以降のパッケージインストールでネットにつながっていないとNG。

YaSTを起動。


「ソフトウェア管理」を選択。(画面A)




ディスクを入れろみたいのが出た場合はとりあえずスキップ(後の手順で出ないようにする)。



下記が出たら、OK。



YaSTで、設定から、「オンライン更新」を選択。


yast2-online-update-configurationをインストールする。



OK。


上述(A)の画面の「ソフトウェアリポジトリ」を選択して、

一番上の「cd:///?devices=/dev~」ではじまるリポジトリの
有効チェックをはずす(これで、ディスク入れろ~、は出なくなる)。
「有効なものを全て更新」して、OK。



上述(A)の画面の「オンライン更新」を選択すると一覧が出てくるので、
デフォルトでチェック入っているものだけをインストール。
更新によってはゲストOS再起動があるかも。
「YaST/オンライン更新」で更新リストがなくなるまでインストールし続ける。


上述(A)の画面で「ソフトウェア管理」を選択。
下記パッケージを検索してインストール(画面B)。

gcc
gcc-c++
make
kernel-source







(3)GuestAdditionsインストール


「デバイス」/「Guest Additionsのインストール」を選択。DolphinでCDのファイルを見ると、インストーラが見えるようになる。


ターミナルを起動して下記を実行する。

sudo sh /var/run/media/admin/VBOXADDITIONS_4.2.8_83876/VBoxLinuxAdditions.run


インストールが終わったら、ゲストOSを停止して、isoの取り出し。


ゲストOSを起動。

(4)日本語フォルダ名の英語化(好み)

日本語名フォルダが気持ち悪い人だけ、

日本語フォルダ名の英語化する手順。

上述(A)の画面で「ソフトウェア管理」を選択して、
画面B群のように下記パッケージをインストール。

xdg-user-dirs-gtk
xdg-user-dirs-gtk-lang

ターミナルを起動して、下記を実行する。

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

下記ダイアログがでるので、「Update Names」を選択する。


ゲストOS再起動。

/home/adminに残っている、

「デスクトップ」「ドキュメント」を削除。

画面設定変更
「Lancelot」ウィジェットを追加して、デフォルトのランチャは削除。
フォントを小さくしたり、windowsっぽいUIにしたりお好みで。

(5)gimp用パッケージ(じゃないのも・・・)インストール

下記パッケージを全て、
上述(A)の画面で「ソフトウェア管理」を選択して、
画面B群のように下記パッケージをインストール。

依存関係のあるパッケージはそのままインストール。
一度に全て入れるのではなく、少しずつ入れていくとたぶん吉。

libpng15-devel
libjpeg8-devel
libtiff-devel
gettext-tools
glib2-devel
freetype2-devel
libexpat-devel
libxml2-devel
fontconfig-devel
libpixman-1-0-devel
cairo-devel
pango-devel
atk-devel
gdk-pixbuf-devel
gtk2-devel
gtkglext-devel
python-gobject-pygtkcompat
python-cairo-devel
python-gtk-devel
intltool
openjpeg
openjpeg-devel
jasper
libjasper-devel
lcms
liblcms-devel
liblcms2-devel
babl-devel
gegl
gegl-devel
libxslt-devel
gobject-introspection-devel
libwebkitgtk-devel
libwebkitgtk3-devel
ghostscript-devel
libmng-devel
aalib
aalib-devel
libgsm-devel
libpoppler-devel
libpoppler-glib-devel
librsvg-devel
libwmf-devel
libexif-devel
libexif-gtk
libexif-gtk-devel
autoconf
automake
ModemManager-devel
dbus-1-devel
dbus-1-glib-devel
dbus-1-python-devel
libcroco-devel
iso-codes-devel
alsa-devel
libgudev-1_0-devel
libbz2-devel
libtool
gtk-doc
git
libzip-devel


(6)xvfb-run

画面のテスト用のツール?
実行ユーザには、必須ではないように思うが、
gimpをautogen(、またはconfigure)した時に
Testsの「Use xvfb-run」をnoとしないため。

/usr/binに配置して、autogen(、またはconfigure)前にexportしておく。

sudo cp /home/admin/temp/xvfb-run.sh /usr/bin


これで、依存するパッケージ群は全てインストール完了(のはず)。

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